タバコがもたらす病『肺がん』

タバコにはさまざまな健康被害があることが分かっていますが、中でも『肺がん』のリスクを高めることは有名です。肺がんは、原因として喫煙、または受動喫煙が主なものとして考えられており、まさにタバコの煙そのものがもたらす病と言っても過言ではないとされています。

では、肺がんの症状とはどのようなものなのでしょうか。

肺がんの症状とは?

早期の肺がんは症状が出にくく、自覚症状を持ちにくいという特徴があります。そのため、早期での発見が難しく、気付けばかなり進行していた、という事態になることも多いのです。

初期の段階では、咳が続く、息切れや息苦しさがあるなどの症状が出る場合もありますが、軽い風邪、またはタバコを吸いすぎたせいかな、などと軽く考える人がほとんどです。
咳が1ヶ月以上続くなど、気になる症状があれば早めに受診することをお勧めします。

症状が進行してくると、咳や息切れなどのほか、体重減少や痰に血が混じる、胸に痛みがあるなどの症状が見られるようになります。

転移しやすい

肺がんは、ほかのがんと比較しても転移をしやすいという特徴があります。
進行すると骨転移や肝臓転移、脳転移などを起こし、身体全体に痛みや異常を感じることとなります。

例えば肺がんが骨に転移した場合、肩や背中、腰などに痛みを感じるようになります。また、肋骨に転移が見られれば、息をするたびに強い痛みを感じる、などのような症状も見られます。

肺がんが肝臓に転移した場合、食欲が全くないといった摂食の障害や、終始倦怠感を感じ、あまり動きたくなくなるなどの症状が見られます。腹水がたまりお腹が張り、強い痛みを感じる、黄疸が出るなどの場合もあります。

肺がんが脳に転移した場合、神経系がダメージを受けるため、目のかすみやめまい、味覚の変化などが起きてきます。
また、運動能力にも障害が起こり、ろれつが回らなかったり急に意識を失ったりと、様々な症状が見られるようになります。

さらに進行し、末期に近くなれば、全身に強い痛みを感じ、さらに言語機能や運動機能も衰え、自力で動くことができなくなり、そのまま死亡するケースがほとんどです。

大きな苦痛を伴う肺がん

特に肺がんは、がんの中でも病中の苦痛が最も大きいと言われています。

人間は常に呼吸をし、肺を使うため、呼吸のたびに痛みが伴います。
また、痛みは肺にとどまらず、転移によって全身のさまざまな部位が強烈な痛みを伴うようになるなど、まるで拷問を受けているかのようだという人もいるほどに、痛みに苛まれる病気です。

タバコを吸い続けるということは、この苦痛を人生の最後にたっぷりと味わう覚悟が必要となります。

喫煙者のレベルを表す指針として喫煙指数というものが用いられることがあります。これは1日の本数×喫煙年数で求められますが、この数値が600以上の方は肺ガンのリスクが非常に高くなります。

さらには、受動喫煙の被害も深刻で、喫煙者がフィルターを通して吸っている煙を、身近な人はダイレクトに吸い込むため、喫煙者より受動喫煙する方がリスクは高いとされているのです。

タバコを完全に止めてしまえば、約1年で肺の機能は著しく好転することも分かっていますので、まずは禁煙に前向きに取り組むと良いでしょう。決して手遅れということはありません。


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