たくあんは大根に戻らない

たくあんはおいしいですよね。ごはんと一緒に食べればそれだけで朝食になるくらいです。しかし、この言葉の意味するところは「大根はたくあんになるけれど、たくあんは大根に戻れない」ということなのです。でも、これは当たり前ですよね?

一度依存症になると・・・

これは、一度依存症になると治らない、ということを言っているのです。もう少し正確にいうならば「依存症になった脳の状態は、もとの状態に戻らない」ということなのです。とても恐ろしいことですよね。しかも、依存症の人にとっては絶望的な言葉です。

これには理由があって、人間は快感や強い刺激を受けると快感物質が分泌されます。依存症の場合、その快感物質の影響で行動のコントロールが効かなくなり、ギャンブルをくりかえしてしまいます。そして、一度そのパターンが出来上がると、それがなくなることは無いと言われているのです。

アルコール依存症の人の例で、30代でアルコール依存症になり、治療やカウンセリングを受けて20年以上、お酒を一滴も飲まなかったひとが、57歳のときに気のゆるみから正月に、おとそを飲んでしまいました。それがきっかけで、再びアルコール依存の症状が出てしまい、すべてが崩れてしまったのです。 つまり、依存症は完治しないと言われているのです。そして、たくあんの言葉は、依存症から回復した人たちにとって「気をゆるめないための自戒の言葉」なのです。

回復した人たちが実行していること

依存症から回復した人たちが言っていることは皆おなじです。「自分はいつまた依存症に戻るかわからない。だから『今日一日やらない』を自分の中でいつも言っている」

もしも、あなたの周りで、ギャンブル依存症の人がいたとします。その人が「自分はもうギャンブルを止められた」と言っているなら要注意。いずれスリップ(またギャンブルをしてしまうこと)するか、今もギャンブルをしているか、どちらかです。

じつは、ギャンブル依存から回復するための考え方はたったひとつ。「今日一日やらない」なのです。まずは依存症のメカニズムを理解する必要があります。依存症とは「行動コントロールの喪失」なのです。脳内の快感物質の分泌により、自分の意志とは関係なく、行動してしまうのが依存症なのです。また、このパターンができあがってしまうと、パチンコの音を聞いたり、雑誌でパチンコの台を見たりしただけで、脳が反応してしまいます。そうすると、行動の制御が効かなくなるのです。だから、まずは今日一日やらない。なのです。具体的には財布にお金を2000円程度しか入れない。キャッシュカードは持ち歩かない。もちろんクレジットカードは作らない。などを実行します。

一番は専門クリニックにつながること

一番の回復手段は、専門クリニックにつながることです。ここでは、依存のメカニズム、どのようなときにパチンコをやりたくなるのか、ストレスを減らす方法、日々の注意事項などを学ぶことができます。また、ギャンブル依存症のひとは、うつ病などを併発している場合が多くあります。その場合には服薬等の治療も受けることができるのです。

まずは「自分はダメな人間なのだ」というおもいから脱出してください。ほんとうのあなたは、魅力あふれる人間的な人なのです。ギャンブル依存症は優しい人がなりやすいとも言われています。自分を責めずに、まずは治療への道を選んでみませんか?


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